1978年の3月、父の転勤先のフランスから2年半ぶりに日本に帰国したわたしは、地元の中学校の3年生に編入しました。

高校受験を控えて、中学校では『偏差値』を基準にして進学先を選ぶ指導を受けましたが、数学の成績が悪かったわたしは、近所の小さなカトリックの女子校に行こうと考えていました。偏差値的にその学校ならなんとか入れそう、と思っていたからです。

そんな中学校3年生の夏、小学校時代からの友人が、とある新設高校の存在を教えてくれたのでした。

帰国子女のためにつくられたプロテスタントの学校。大学に隣接した広いキャンパス。自由な校風。まだ新設ホヤホヤ。

へー!そんな学校があるんだ!

「絶対ここ受けた方がいいよ!
わたしも受けようと思っているの。」

彼女に勧められて、わたしは国際基督教大学高校の入学試験に臨み、偏差値とは全く違う 作文と面接 という物差しで、合格の判定を頂いたのでした。

友人も高い倍率を突破して見事一般枠で合格。一緒に2期生として入学しました。

きっと、どこの学校に行っても素晴らしい出会いや体験ができたと思いますが、ICU高校ほど、のびのびしてエネルギッシユで個性豊かな人たちには出会えなかったのではないかと思います。勧めてくれた友人に感謝しています。

さて、時は流れて、大学を卒業後、就職、結婚、3人の子育てに追われていましたが、末の息子の就職先も決まり、子育てが終了しました。

現在は、自宅でクレイテラピーという自然療法のトリートメントサロンを主宰。またクレイテラピーの普及のための講座を開いたりしています。

さらに、姿勢を整える講師として、アラフィフ、アラカン世代の女性に向けて体幹に働きかけるエクササイズをお伝えしています。

クレイテラピーや姿勢について興味を持つようになったのは、2人目の子どもの出産後に体調を崩し、健康や体調管理の大切さを身に染みて感じたこと、そして、50歳を目前に控えた40代の終わりに、自分が老けていくことに不安を覚え始めたことがきっかけです。

健康でいたい!
美しくいたい!

これがわたしの活動のモチベーションとなっています。

ところでクレイテラピーについて、予備知識のない方がほとんどだと思うので、少し説明させてくださいね。

クレイとは粘土のこと。高純度の粘土鉱山から採ったクレイに水を吸わせて顔や背中などにパックをしたり、お風呂に入れたりします。

ミネラルが豊富で、表面はマイナスイオンを帯びているため、プラスに帯電した大気汚染物質や老廃物、電磁波などを吸着し、デトックスしてくれるという特徴があります。そんなクレイの作用でお肌の再生が促されたり、血流が良くなったりするのです。

美容にも身体のセルフケアにも活用できるクレイは、フランスの伝統療法でもあります。かつてフランスに住んでいたわたしにとって、そんなことにも親近感を覚え、クレイを日常的に取り入れるようになったのです。

冒頭で、学生時代は数学が苦手だったと書きましたが、高校時代、数学だけでなく、化学も生物も全然得意ではありませんでした。

そんなわたしが、今、鉱物の構造について学んだり、皮膚や筋肉の解剖学書と睨めっこしていることに、自分でもびっくりしています。

人生100年と言われるようになり、いかに健康寿命を伸ばすかが切実な課題となっています。

自分自身はもちろんですが、クレイテラピーや姿勢のレッスンを通して、元気で美しく歳を重ねる生き方をこれからも多くの方たちと共に実践していけたら!と思っています。