2期生の新川真美(かいこ)さんからバトンを引き継ぎ、忙しさを理由に投稿できませんでした今村英介と申します。

まずは遅れましたことをお詫びさせていただきます。

 

私は小学5年から中学3年の途中までアメリカのシカゴに滞在していました。

アメリカでは中学時代にイリノイ州の優秀スポーツ賞、アメフト及び野球ではMVPをいただいたほどスポーツに打ち込んでいました。帰国前には中学の先生方から父へアメリカに私を残して欲しいとの話があったようです。当時の日本の新聞でも日本人初のプロアメフト選手誕生か?と報じられていたと聞きます。まだ中学生でも奨学生として話が進んでいたようです。父が私に「学校が全て面倒を見てくれる。アメリカに残るか?」と真面目に聞いてきたことを今でも鮮明に覚えています。しかし当時まだ中学生の子供であった私は単純に日本の友人に会いたい、本当の日本食を食べたいという単純な理由でアメリカを後にして帰国しました。

 

さて話は現在になりますが、21年ほど前に起業し今では日本に本社があり、台湾に支社があります。事業内容は様々ですが、主な事業はIT関連のコンサルティング、観光ビジネス(インバウンド)とジャンルが全く違うのが面白い点です。

3年ほどコロナの影響でインバウンドは完全にストップしましたが、最近一気に再開したため現在は台湾にてこのエッセイリレーに参加させていただいております。

 

先の事業の他に長野市のアップルラインという場所に「成田園」というりんごの直売所も経営しております。ここは妻の実家なのですが、2019年の台風19号で千曲川が氾濫し、家、直売所、りんご畑その他全てを失いました。この約3年半は朝から晩まで復興作業に追われ,ようやく昨年度からなんとか被災前の状況まで戻ることができ、テレビでも盛んに当園を復興のシンボルとして放送されたほど当時は甚大な被害でした。

お時間があれば是非遊びに来てください!多くの卒業生が実際に来園されたり、お電話やSNSで連絡をいただいています。ご関心がございましたら「長野市 成田園」で検索してください。卒業生と教えてもらえれば大歓迎です!

 

今後は私の台湾支社をスタッフに権利譲渡し、日本で私の仕事を続けながらりんごを中心に残りの人生を過ごす考えです。りんごは25種類生産しており新たな品種も増やしていく予定です。農家はとても大変ですが、他の農家さんと違う経営方針に挑戦しており、なるべく農薬を使用しない難しい生産に挑んでいます。何事も挑戦無くして結果なしと考えています。もうすぐ還暦ですが気力と体力はまだまだと思って毎日を一生懸命過ごしています。

 

これを読んでいただいた特に若い後輩の皆さんには、失敗は成功の第一歩と思って前向きに一度きりの人生を送ってくだされば幸いです。

 

末筆ながら台湾のこと、りんごのことならいつでも相談にのりますよ!

ありがとうございました。