みなさん、こんにちは。
この度6期生のエッセイリレー第1走者のご指名を受けました、金子重遠(しげと)です。
1年は1組、2・3年は3組でした。あだ名はダスティン(ダスティン・ホフマンに似ているとのことで)、現在はICUHS卒としてはレアな歯科医師として働いております。
今回はお会いした時によく聞かれる高校卒業後のことについて、お書きしたいと思います。
父が開業の歯科医なので、あとを継ぐのかなと自然に思っていました。
そこでゴールが決まっているのなら、まっすぐ進むよりも寄り道をしてみよう。歯科医師免許の限界を見てみよう!と考えた次第です。
まず大学卒業後(歯学部は6年制)、別の大学の、わりと特殊な「口腔外科」という医局を選びました。がんの手術ほか、ほぼ一般の歯科では扱わない疾患の診断や治療を行う分野です。
同時に大学院(4年制)に入学し、1年目は臨床(外来・病棟勤務)、2年目からは研究生活。テーマは「がんの基礎研究」。
研究所へ転属となり、3年間は来る日も来る日も細胞やヌードマウスのお世話・解析、研究・実験・論文に追われ明け暮れ「オレ歯医者なんだけどなぁ」と泣きそうになったことは数知れず。
無事修了後は本院・関連病院への出向などを経て、縁あって父とは別の場所で開業し現在に至ります。
口腔外科で学んだ医学知識等は言わずもがなですが、基礎研究が今の仕事に直接役立っているのかというと、必ずしもそうではありません。
ただ当時「ものの見方が変わるよ」と言われていたので、有形無形の財産になっていることは間違いないと信じています。
そもそもこういった道を歩んでいこうという発想に至ったのは、自由闊達で自主性を尊重していただいた高校生活が大いに影響していると断言できます。
先生・職員の方々、そして何より当時同様、それ以上に良くしてくれるみなさんには本当に感謝しかありません。
心から、どうもありがとう。
次の走者はグレゴリこと、我らが中田昌宏氏です。
