ICU高校のエッセイと言ったら、やっぱりこれを書こうと思う。

多くの一般生が経験したであろう、ありきたりな体験談だけど、私にとっては今の自分につながる大事な経験。
またか、と思わずに読んでいただければ嬉しいです。

私は一般生としてICU高校に入った。
一般生の中にも海外経験のある人もいたと思うけど、私は高校に入るまで海外に行ったこともなければ飛行機に乗ったことすらない、地元の小学校と中学校という狭ーい世界しか知らない中学生だった。

そんな子が、英語がちょっと好きだという理由だけでいきなりICU高校に入ってしまい、思いもよらないカルチャーショックを受けた。
大学でアメリカに留学したときもカルチャーショックはあったけど、それよりも高校に入ったときに受けたショックの方が大きかった。

だって、アメリカ人が英語を話してもショックは受けないよね?
だけど、見た目は中学までの友だちと同じなのに、英語やフランス語を話す人たち、初めて見たんだもの。

ピアスを開けてたり、先生にもタメ口だったりして「もうこの人たち不良じゃん!」って思った。
休み時間にまわりで英語で話してると、「私の悪口を言ってるんじゃないか」と思って小さくなってた。

でも、いつからかな?
帰国生の子たちが気さくに話しかけてきてくれて「あ、この子たち、そんなに悪い子じゃないのかも」と気づいた。(自分で勝手に不良に仕立て上げておいて失礼な話(笑))

休み時間の英語での会話も、よく聞いてみると、その髪型かわいい、とか、〇〇くんかっこいいよね、とか、宿題大変だよね、とか。
実はそんな他愛のない話をしてるんだとわかってきた。

「英語でも、私が中学のときに友だちと話してたようなこと、話してるんだ!」

これが、私がそのとき発見した一番のこと。

あったりまえじゃん!って思われると思う。
帰国生の人たちは、すでに海外でこういう経験をしてきていただろう。
だけど、ある意味これが私の原点。

言語とか文化とか、考え方の違いはある。
だけど、人間に共通する、普遍的なことってある。
この気づきが、今の私につながる芯みたいなものになっている。

15歳の私にこの発見をくれたICU高校に感謝しています。