14期生、西頼誠之介と申します。当時はバスケ部とロック部に所属し変人として名を馳せておりましたが今は赤いRと呼ばれる会社の緑色のサービスに従事しております。もとこさんからバトン受け取りましたが何の脈絡もない第5話を。

突然ですが皆さんは「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」をご存知だろうか。ゴレンジャーから続くスーパー戦隊シリーズの45作目で最終回50話までみてもわけがわからないが、これがなければメンタル的にコロナ禍を乗り切れなかったであろう大傑作である。で、主人公の桃井タロウは出会う人びとに「縁ができたな」と言って世話を焼く、ファンは愛情をこめて「妖怪縁結び」と呼ぶ人物なのだが、なぜこの話になったかというと私にとってICUHSはまるで桃井タロウなのだ。

先ず妻の実家が高校の近所。話には聞いていたが結婚の挨拶で行ってみてその近さにビックリ。高三のとき私も裏門近くに家族で住んでいたことから母と義母も同じ時期に同じスーパーですれ違ってたかもと笑っていた。余談だが義叔母と父も以前から面識があったというからまさに縁。

こうして住まいは妻の実家近所にと卒業以来の中央線沿線に凱旋した私、住む場所を探すに最初は沿線で都心近くと思うも条件あわずズルズルと西へ引っ張られ、最終的に決まった家の最寄り駅は高一から2年間乗り換えで利用していた西武線が止まる某駅。ここから妻の実家まで野川公園を横切る30m道路を通る日々。野川公園といえば大半の方にとってはマラソンかもしれませんが私の場合高ニのときに公園の向こう側にあるASIJで当時年一回行われていたバンドコンテスト出場。で、いまはそこのサマースクールに毎年子供が嬉々として通っている次第。祭りだ、祭り。

挙げ句の果てには現勤務先で数年前に別サービスから異動してきた女子、やらかして必死になってる私にスッとコーヒーとチョコを差し出す才女ながら妙に波長が合うと思ってバックグラウンドの話になったら何と、3X期生で私がいた頃に創部されたチアーリーディング部だったというではないか。一の位は忘れてしまったが最早笑うしかない、わっはっは。

というように人生の局面でたびたび見え隠れするICUHSの影、まさに妖怪縁結び。ん、今これを駅のホームで中央線を待ちながら書いているのだが遠くに沢庵色のネクタイに青いブレザーの高校生が。「縁が…」いや、リアルな世界でタロウみたいなことをすると大変なことになるから声かけはやめておこう。

というわけで第6話は元剣道部の淺間くんです。あまり絡む機会がなかったので個人的には楽しみです。ではどうぞ。