それなりにテニス部でがんばって東京都ベスト8。
部活中心の生活が終わったある日、
「えっ、マジ? ここってICU大学の附属高校じゃないの!?」
そんなふざけた話があるか!と半信半疑で職員室に駆け込んだのが懐かしいというか、この恥ずかしい記憶の結末は、対応してくれたのがどの先生だったかは忘れたけど「学校名に附属だなんて一言も書いてないですよ!」と一蹴され、相当ショックを受けたことは今でもよく覚えています。
国際基督教大学高等学校
ちょっとだけグレて、その他諸々、在学中は反省すべきことをいくつかやらかしましたが(それに気づき、実際に反省するのはやはり卒業後だったりする訳ですが、苦笑)、大学からは「和泉將一」に改名ついでに心も入れ替え、家庭を持ち、今は子供3人を教育する立場ですが、「お父さんと違って真面目な高校生活を送りなさい!」とは教えません。
慌てて受験勉強することになったけど、どうにかアメリカの大学に合格。
1つだけ受けた日本の慶応はSFCで春学期だけでもエンジョイしてからNYUかボストン大学に通う予定が夏や麻雀が楽しくて気付けばSFCを卒業。
アメリカでComputer Scienceの延長にある仕事をしたいと思っていたはずが、気付けば遠回り。仕方なく日本で就職するわけだが、遠回りした分を挽回しようとそれなりに頑張って博報堂という広告代理店に就職。
アニメを制作した方が楽しいと思って博報堂を退職、退職した年は給与が1/3に激減。
子供が生まれ、教育費を計算するとマッドハウスに転職してしまったのはかなりの遠回りだと気づく。遠回りした分、挽回しようとそれなりに頑張って、今はおそらく博報堂で専務になっていたとしてもどっこいどっこいで、長男をジョージワシントン大学に行かせることができた。
マゾヒストでない限りわざわざ遠回りをしなくてもいいけど、楽しめる方を選択した分、結果それが遠回りだったとしても、寄り道をした分はまた挽回すればよし!
そう思える経験をすれば、ハッキリ言ってもう人生において怖いものはナシ!
なぜなら、遠回りして損した分は挽回すればいいし+遠回りはしたものの好きで楽しんだことから得られることはデカいから、近道した場合と比べてトントンどころかトントン以上にはなる計算。
結論、直感的にやりたいことをやって楽しんだもん勝ち! 少なくとも私は、「人と比べてトクした人生だったな〜」で死ぬよりも、「思いっきり楽しんだな〜」という感じで死にたいわけです。
あ、でも1つだけあります、ずるい近道をしてよかったと思うこと。
実は私、なんちゃってキコク。ICUを受験した時は埼玉の南浦和中学校で学ランを着ていたので国内生に近いが一般入試で受験できるほど頭が良くなかった。中1まで通っていたセントメリーズというインターナショナルスクールが日本政府に認められていなかったおかげで「たまたま日本にある海外の学校」=帰国生徒入試でなんとか合格したけど、リアル帰国生ではない。
わざわざ猛勉強や海外で住まなくてもICUという大学の附属ではないけど素晴らしい高校に入ることができ、素晴らしい先生たち、仲間たちに出会えたことは、私の財産です。
ということで、そろそろ学校名変わったりするかな?
国際基督教大学附属高等学校
万歳!