先崎直子さんからバトンを受け取りました、14期の石原裕子です。

なおちゃんとは3年間クラスが一緒でした。2年でクラス替えした時、新しいクラスに慣れるまで一緒に行動してもらったことが印象に残っています。あの時はどうもありがとう!

地味な部類の生徒だったので、キラキラした人たちの雰囲気には馴染めなさを感じていました。そんな私にも居場所があったこと、それがICU高校の良さだったのかなと、今になって思います。

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思えば、数年おきに就職活動をしている。

大学では天文学を専攻。学部卒ではまだ働きたくなくて、大学院へ進学した。簡単に取れそうだからと、学芸員資格も取ることに。科学館へ実習に行ったら、毎日がイベントみたいで楽しくて、学芸員の仕事がしたくなった。大学院は中退し、郡山の科学館に就職。自分のアイディアでお客さんが楽しんでくれる仕事は面白く、天職と思って6年半働いた。

問題は、札幌で働く夫と結婚してしまったこと。同居するには、どちらかが職場を変えなければならない。

札幌の科学館で職員募集があったので応募。期限付きの嘱託職員として採用された。プラネタリウム解説や天体観望会などを3年間担当。正職員の募集もあったが、年齢制限に引っかかって受けられず。また全国に範囲を広げて学芸員職を探すことにした。

つくばの科学館に採用され、実験ショー、工作教室、企画展などを担当し11年勤めた。契約職員から正職員にしてもらい、やっと落ち着けると思ったのだが…。

夫は研究者。職場が変わることも珍しくない職業である。この間に息子も生まれたので、なんとか関東へ移籍してもらおうとしたのだが、誘致に失敗。

息子の小学校入学に合わせて札幌で職を探し、大学で広報の仕事に就いた。現在は学生リクルートのためにウェブコンテンツやSNS投稿をせっせと作る毎日。これはこれで面白い。だけど期限は5年かっきり。残り1年なので、また就活しないといけない。あーあ。

仕事を探すときって、人のツテが効いてくるように思う。なので、就活のたびに人脈を広げようと模索している。メーリングリストに入ってみたり、Facebookを始めてみたり。今回はエッセイリレーの誘いに乗ってみた。この寄稿が、いいツテをもたらしてくれますように。そう願ってやまない。

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次は施井真希子さんです。高校時代の絡みは多くなかったけど、今こうして新しくつながりができることをうれしく思います。

それでは、しいちゃん、よろしくね!