ひょんなことからリレーエッセイのバトンを受け取ってしまいました。が、ふと考えてみると高校時代の記憶ってあまり思い出せない。。。記憶力は良くない方なのでロケット鉛筆のように新しいものが入ると古い押し出されて忘れていく、、、やばい何を書こうと思い月日が過ぎてしまいバトンをしばらく止めてしまっていました。すいません<(_ _)>。なんとか思い出そうと押し入れの奥にしまってあった段ボールを開けて探してみた所写真とか懐かしいものが出てきてちょっと蘇ってきた所もありました。あらためて人生を振り返ってみるとこの高校時代の”ひょんなこと”の積み重ねで今があるのかなと。

ひょんなことその1:「ICUHS入学」。そもそもICUHSに入学したのはひょんなことからでした。帰国子女枠で他の学校を本命にしていましたが2次試験で落ちたのでたまたま合格していたICUHSへ。でもICUHSの自由な雰囲気だったからこそ当時世間知らず(今もかもですが)の自分を受け入れてくれていて今の自分に大きく影響してます。偶然なのか何なのか、今はICUHS隣のICUのその隣の事業所で勤務しています。当時はそこに会社があるなども知らなかったし、変なつながりを感じます。
ひょんなことその2:「バレーボール」。中学時代は海外にいて本格的な運動をしていなかったので、高校からは何かの運動部に入ろうと考えていて何にしようかと迷っていました。とは言え、キツイのは嫌だなとか走るのが多いのは嫌だな~、などいきなりハードな体育会系は、、と考えていた所、バレーボール部は走るの少ないよとか先輩やさしいよという話を聞いて、即決。そんなひょんなことからはじめたレシーブも真っすぐ上がらない超初心者でしたが、周りも高校からはじめるメンバーが多くなんとか続けられました。公式戦では一勝も出来ないチームでしたが、そこではじめたバレーボールにすっかりはまり、大学とそれ以降も続け、その縁で今の妻と出会い、まさに今娘が高校で春高目指してバレーボール頑張っています。当時あんなに走るのが嫌いでしたがコロナ禍から走りだして昨年からフルマラソンにも出場しランにはまっています。

 当時第1男子寮に入っていましたが、寮には共有の電話が1台、テレビ1台、門限は週末で夜9時という環境でしたね。娘に話すと牢獄か何かなの?と笑われました。子供まで一人一台スマホの今では考えられない世界ですね。でも当時はそれが普通に感じていましたね。でもネットもスマホも無い時代夜とか何してたんだろう・・・ここは思い出せない。

 寮つながりで楽しかったことは、実家が関西方面の友達と実家巡りの帰省ツアーに行ったこと。青春18切符で大垣夜行(今はなくなっちゃいましたね)に乗って京都、奈良、兵庫辺りを観光しながら実家を周って最後自分は実家の愛媛に帰省。寮が閉まる期間は友人宅に泊まったり、帰省したりいろいろな過ごし方をしたな〜と思い出しました。

ひょんが違うひょんだったら人生も違ったのかもしれないけれど、特に後悔とかは無いし、今は今なんだな~と感慨深いものがあります。もうすぐ50歳という節目でこういった振り返りの機会をもらったリレーエッセイに感謝して、次の人にバトンを渡します。このまま男子でつなぎます。