みなさまおひさしぶり! 32期のまみです。
ダンス部のまりからバトンを受け取りました。
人生の大事なタイミングでいろんな言葉をくれる大事なおともだち。
私はいま、高校で演劇を教えています。
(部活だけじゃなくて演劇の授業がある学校なんです!)
今日は木材を60メートルもつかって、ノコギリぎこぎこ、ビスをばんばん、舞台セット用のパネルをつくりました。笑
なぜ私はいまこんなことをしてるのか。
思い返してみると、高校ダンス部での日々が原点にあるような気がします。
ダンス部にはみなさんご存知、ひろみんというスーパー顧問がいました。
いま思い返しても不思議なんです、ひろみんと私たちの距離感。
普通の強いダンス部って、かっこいい振付のできる顧問やコーチがいて、その振付を生徒はひたすら踊り込むってことが多いのです。
でも、私たちのダンス部は違いました。
ひろみんに強く影響を受けていることは確かだけれど、でも「私の」作品って感じられるまで、作り込むことができました。ひろみんが作って、私たちが踊っただけってのはない。
「本当に面白いか、自分で判断しなさい」というのがひろみんの教えでした。
明確な答え=振付を教えられるのではなく、それを自分たちで導くヒントをくれる。
それが本当の指導力なんだろうなと、今になって思うのです。
日々授業や指導をしていると、つい口を出しすぎて、生徒の主体性を奪ってしまっているんじゃないかって思う時がよくあります。
自分の中の答えを教えて、押し付けてしまう。見せかけの素敵さや上手さはつくれるけれど、それは本当の意味で、生徒の力にはなっていないんだろうなあ。
ひろみんに言われたことで、忘れられない言葉があります。
「卒業しても踊り続ける人は少ないかもしれない。でも、ここで得たクリエイティビティは絶対に残る。限られた資源からどれだけ面白いものをつくれるか。それにこだわり続けることを忘れないでほしい。」
私たちはいまでも誰かの結婚式のたびに踊り続けていますが笑、毎日、日が暮れるまであーだこーだ意見を交わす中で培われたクリエイティビティは本当に、自分の体のなかに残っていると感じます。
そんな距離感で見守り、待つことのできる指導者になることが、いまの私の目標です。てへ。
みんなのエッセイ読むのとっても楽しいです。いつでもまた出会いなおして、たくさんおしゃべりしましょう〜! 真美でした〜!