長く続けていること
皆さんは長く続けていることってありますか?私は高校生の頃から、今日まで日記を書いています。
正直なぜ日記を書き始めたのかは覚えていません。初めの頃は数日に一回の割合だったのが、大学に入ってから毎日書くようになり、未だにダラダラ続いていて、気づいたら10年以上経っていました。今年で大小様々なノートも5冊になりました。
日記と言っても、たいそうなものでは全くありません。日付、天気、その日あったこと、たまに感じたことや考えたことなどを寝る前にノートに書き留めます。様々な文体の変遷を経て、現在は箇条書き、助詞を抜いた文語体風、で書いているので、時間にして5分もかかりません(文例「新宿行く。気温低し、腹下す。」)。
日記を書くことで、何かが得られるとはあまり思いません。毎日書くことで何かが集積しているわけではない気がするし、ノートもそれなりにかさばります。普段わざわざノートを引っ張り出してきて読むわけでもなく、ごくたまに読み返してみると恥ずかしいことが書いてあったり、あまり良いわけでもない思い出までちゃんと記録してあります。普段、人目につかないように保管をしないといけないし、自分が急に死んだら、このノートは誰が処分するのか気を張っていなければならない。たまったものではありません。
ただ、便利な側面もあるにはあります。何がいつあったかを確認できるのは、意外と重宝したことが何度かありますし(あの時のパーティに誰が来てたっけ、とか、予定帳を見ても分からないことが日記には書いてあります)、初対面の人の印象などは、読み返すととても面白いです。後、漢字が思い出せなくて書けない、というものも日記を書くお蔭であまり無い気がします。でも、はっきり言って、別に書かなくても困らないです。
ではなぜ日記を書くのかと訊かれると(誰も訊いてないけど)、ただ毎日書かないと気持ち悪いのです。毎日続けてきて、やるのが当たり前過ぎる。言うなれば入浴みたいなものです。風呂だってそんなに頻繁に入る必要はないはずだけれど、割と多くの人が毎日入っているはずです。ちなみに私は風呂に入らない日もあるので、風呂以上の何かかもしれません。日記を書くことはそのような(個人的な)生理的惰性なので、誰かに日記を書くことを薦める気は全く起きません。
あまりに自然なので、普段それをやっていることが意識にさえのぼらないけど、長年続いてることって案外皆さんあるのではないでしょうか。また会う機会があったら教えて下さい。