2008年3月15日に、ICU高校第28回卒業式が行なわれました。
朝から一日じゅう晴れという予報通りの晴天に恵まれ、卒業式は大学の礼拝堂で午前10時から始まりました。父母の方々が拍手で迎えるなかを、在校生による威風堂々の演奏とともに、卒業生が入場して着席すると、パイプオルガンの演奏、賛美歌斉唱、聖書朗読、有馬先生による祈祷と式は進み、いよいよ卒業証書授与となりました。
担任の先生が名前を読み上げ、長埜校長が証書を生徒一人一人に授与していきました。ひとクラス分の授与が終わると、そのクラスの生徒全員が起立し、担任と副担の先生方,また保護者の方々に感謝の気持ちをそれぞれ趣向を凝らした(?)方法で伝えていました。
校長先生による式辞のあと、校歌斉唱があり、続いて在校生と卒業生の言葉となりました。
卒業生の言葉に続いて、恒例になっているらしい「ネクタイ投げ」。卒業生全員が、あの沢庵ネクタイを首からはずして、一斉に頭上高く放り投げました。帽子のようには高く上がらなかったけれど、なかなか壮観でした。
続いて、賛美歌、祝祷があり、式は滞りなく終わりました。退場する卒業生たちの中に、泣いている人はほとんどいませんでしたが、入場してきたときの緊張はすでに解け、みな晴れやかな、もしくは感慨深そうな顔をしているように見えました。今年もまた、ICU高校らしい卒業式に出席させていただき、周りの保護者の方々が自分と同じくらいの年齢になっていることに驚きを覚えると同時に、あのころのピカピカな気持ちを思い出し、また自分の中のリセットボタンを押させていただいた感じです。ありがとうございました。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。ICU高校の卒業生として、これから一緒に活動していきましょう!
1期 藤田敦子